No.10 [背中] 和彫り広範囲の入れ墨除去レーザー治療
こんにちは{いれずみナース日記}をご覧いただきましてありがとうございます。
今回は背中一面、広範囲の方の症例です。
NEWS ZEROにクリニックが出てから、大きな範囲の刺青のカウンセリングが増えました。
一見、広範囲ですと治療は難しく不可能かと思われがちですが
実際通われている方は多くいらっしゃいます。
切って縫い合わせる切除はどう考えても出来ませんし、
皮膚移植するのにも広範囲の皮膚を切りとる場所のこともありますので
お悩みの方はきっと多いかと思います。
今回の症例の方は背中全面に入っている方です。
モニター快く承諾してくださいましてありがとうございました。
きっと同じお悩みの方のお役に立つと思います。
症例No.10
部位:背中全面
色:墨色一色
形状:筋彫り
経過年数:7年
治療前↓
照射直後↓
広範囲の方は身体の負担を考慮して
何日か分けて照射していきます。
血がにじむという事はそれなりに痛みも伴うということです。
痛みに強い方は、背中の1/4ほどをあてますが
体調により痛みを感じやすい日もあります。
予定より範囲が少なくおわることもあったりします。
日を分けて違う部位を照射していきます。 ↓
全体がなんとなくぼやけてきました。
広範囲をわけて行っていく=来院回数が増えるということです。
痛みの感じ方は人それぞれですし、場所によりとても痛むところもあります。
柄がほとんどわからなくなってきました。
当初手の平サイズくらいで治療をしていましたが
ここまでくると、照射するところも少なくなるので
このときは背中の1/4ほど照射されました。
かさぶたになっているところもみられます。
かさぶたの期間はとてもかゆみがあります。
皆さん、かゆみと痛みを乗り越え治療されています。
ほとんど黒の色素が見えなくなってきました。
あとは奥深くの色素を治療していきます。
(茶色くぼんやり見えるのは一時的な色素沈着です)
通って照射、通って照射の繰り返しです。
まだ治療途中ですが、お悩みの方の参考になれば幸いです。
また今後の経過を載せていきます。
2014/02/20 写真追加しました
上記の写真と比べるとだいぶ色素沈着が抜けてきましたね。
また 写真が増えたら更新します。
2014/10/17
更新しました。前回より半年ほど何も治療などは行っていません。
クリックして拡大できます
あとは腰回りの色素沈着が落ち着いてくるのを待ちます。
その間は何も治療はいたしません。また写真が増えましたら更新いたします。
2016/12 更新
お引越しのため最後の診療と来院してくださいました。
うっすらと色素沈着が残るだけでしたので
照射はせず治療終了としました。
長い間の治療本当にお疲れ様でした!