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いれずみ・刺青ナース ブログ

No.17 イースネイザーやエステ機関との治療法の違いについて

2013年07月05日7:03 PM

最近、タトゥー除去について

イースネーザー (イースネイザー)との違いについてを聞かれることがあります。

医療機関で流通しているレーザー機器はあるていどの治療器に分類され、

だいたいレーザーの名前を聞けば私たちも知っているものが多いのですが

医療機関外の機器となりますと、とてもわかりません。

出力の違いや波長など不明点は多くありますし照射後の処置や

薬もでない状況で施術が行われている状況下では

治療の比較の対象にはならないのですが、現実的に問い合わせも多いのでわかる範囲内でお応えしています。

一番の問題は機械の種類です ①レーザー  ②光(IPL)等

①は医療機関にて医師がいないと使用できません。
②はエステ機関などに数多くあるもの(弱い出力しかでない)から、医療機関(強い出力が設定できる)にまでさまざまな環境で使用されています

ただ、医療機関で使用する光(IPL)はエステでは扱えない高出力のものがだいたいです。
これは何を示すかといいますと以下の表をみていただくとわかりやすいです。

左端のピンクの線は肌表面の治療。
イースネイザーはピンクから緑あたりの深達度かと思われます。
赤い線が一般的に医療機関で脱毛に使うレーザー。
当クリニックは一番右から3番目の濃いオレンジの線がYAGレーザーといわれる波長です。かなり肌の奥まで達します。
これをさらに患部の状況をみながら深さを変えていきます。
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刺青は、表面からの見た目では染料がどれだけ深く入っているか測ることができません。

ですがたいていは肌の深いところまで達している場合が多いです。

ですのでイースネイザーや光治療ですとか、脱毛に使うレーザーで治療しているところは

表面ばかり照射することになるので、なかなか消えず限界があるという事です。

ある患者さまの中で「エステの研修で入れ墨部位に脱毛の光をあてて実験した」

という方がいましたがケロイドになっていました。

安易に治療をするのは危険です。

症例No.17
部位:上腕
治療歴:医療機関外で8回照射後、なかなか消えないので当院にて治療希望
(少々盛り上がりがみられます。)

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1ヵ月後の様子↓

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3回目照射前↓

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4回目照射前↓

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5回目照射前↓

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6回目照射前↓

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7回目照射前↓

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8回目照射前↓

だいぶ薄くなりました。

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9回目照射前↓
まだうっすらと黒の色素が見えるのでまだ照射可能です。
この後も照射しますのでさらに薄くなっていると思います。

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医療期間外での治療は、麻酔を取り扱えないため

そのまま照射しているようです。

照射時間もかなりかかる為そうとう痛いといわれています。

そして治療後の薬もないままでいるので状態も悪くなることも考えられます。

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